世界一周中に預入荷物のスーツケースが破損して返ってきました。
想定しつつも、いざ海外滞在中に壊れると何もわからず不安で仕方ありません。

トルコでのドタバタ奮闘記

スタート!!
預入荷物のスーツケースが壊れた
イスタンブール空港でベルトコンベアから出てきたスーツケース。
車輪が取れてました。

世界一周のために奮発して買ったサムソナイトがー!!
定価10万円の半額だったけど5万円もしたのに!!
ショック過ぎてしばらく空港のベンチで思考停止してました。

ターキッシュエアラインズの窓口へ
気を取り直して、クレジットカード付帯の保険があったはず…とAMEXに電話してみました。
すごく優しく寄り添ってくれるAMEXの方が言うには、まず航空会社のカウンターに相談してみよう!
とのこと。
早速、乗ってきたターキッシュエアラインズの荷物窓口(Baggage Services)、しかもビジネスクラス専用があったので行ってみる。

場所はベルトコンベア(6B)のすぐ目の前。

参考:空港マップ↓
https://inmapper.com/istanbul-airport
海外だし、インドでの心の傷跡もあるし「こんなの補償できないわよ」とブチギレられる覚悟で飛び込んでみる。
すると、すんなり「新品のスーツケースと修理代の補償どっちがいい?」と言ってもらえる。
え!! やさし!!
優しさに動揺して新品スーツケースを選び、書類にも署名してしまう。
新品スーツケースはこんなの↓(右の方‼)

調べてみると6,000円くらいっぽい。
そして冷静になる。
いやいやいや!
ここからスーツケース2個で旅するとか無理だ!!
即座に先ほどの荷物窓口へ引き返して、「やっぱり修理代の補償に変えたい(テヘペロ)」的なことを英語で言ってみる。
受付のおじさんは「もう新品スーツケースを選んで話は済んだはずだろう?」と困惑した様子。
おっしゃる通り…ツライ…
しかし諦める訳にはいかない。このままでは5万円もしたサムソナイトの車輪は壊れたまま、6,000円のスーツケースを引きながら世界一周することになってしまう。
泣きを入れてみる「プリーズ…(´;ω;`)」

おじさんは「一体どうして欲しいの?」といった表情。
翻訳アプリを起動して「何を望んでいるのかここに話せ」とこちらに向けてくる。
「新品スーツケースを返して、修理代の補償を受けたい」と話すと、おじさんは目を瞑って頷く。
そしておもむろにジェスチャーしながら、
You go to サムソナイトショップ!!
スーツケース repaired!!
You come here アゲイン!!
We pay the money!!
Finish!!
と、非常に分かりやすく対応手順を説明し握手までしてくれた。
なんて良いおじさんなんだ!!
もらった書類↓

ただ私たちの英語がクソ過ぎて伝わってなかったのか!!
大事な場面では迷わずGoogle翻訳を使おうと心に誓いました。
トルコで修理しようとするも…
そこからトルコのサムソナイトショップ探しが始まった。
トルコには3日間しかいない…おじさんが待ってるんだ!!
早く修理せねば!!
Googleマップで調べると空港にもあったが、保安検査場の向こう側にしかなくフライト前しか入れない。

うーん。ダメだこりゃ。
しかたなくイスタンブール市街のサムソナイトショップへ
移動中もサムソナイトのコロコロがときおり暴れて引きにくい…
ショッピングモール内にあるサムソナイトショップが見えてきた。

店員さんに突撃して修理について聞いてみると、タブレットで検索してくれて…
「45日かかるよ。トルコのどこのサムソナイトショップでも同じ。」
・
・
・
45日!?
修理を待ってたら世界一周が終わってしまう。
ターキッシュエアラインズのおじさんごめん。
Finish!! 出来なさそうだよ。
再びターキッシュエアラインズの窓口へ
クレジットカード会社(AMEX)のお兄さんに相談すると、「45日は大変ですね。それなら事故証明書をもらってくれたらAMEXが補償するよ」的な回答が返ってきた。
トルコは2泊3日だったため、3日目に空港窓口で事故証明書をもらうことにする。
前回の窓口は再入場できないエリアだったため、今回は別窓口へ。


参考:空港マップ↓
https://inmapper.com/istanbul-airport
受付に「修理に45日かかるらしく帰国してから修理したい」と伝えたところ、
「ふむふむ。ウェブで申請してくれたら代金を補償できますから」と申請方法の紙をくれた。

なーんだ!!
帰国後の修理も補償してくれるんだ!!
そうとは知らず、トルコでスーツケース修理タイムアタックしてたよ!!

サムソナイトは負傷しているけれども、なんとか旅は続けられそう。
スーツケース破損事件も一段落して、そのまま世界一周を継続します。
修理できた!しかし補償の落とし穴にはまる
その後、約1ヶ月間(飛行機は8フライト)しましたが他に目立った破損なく旅できました。
よかったよかったと安心して、福岡で見つけた修理屋さんへ。
ちなみに楽天の非正規店舗から購入したため国内サムソナイトショップでは修理を断られてしまいました。ガーン!
代わりに見つけた修理屋さんは『スーツケースなおします~もちろん保険も使えます~』というそのまんまの店名。
大丈夫かな?と半信半疑になりつつ聞いてみる。
「これ直りますかね?」
「あ、30分で出来ますよ」
「!?」
本当に30分で新品の車輪(しかも純正品!)と交換してもらえました。
神のような修理屋さんだった。
何事もなかったかのように直ったサムソナイト。

ちゃんと請求書ももらったし、あとは補償申請して一件落着!
と油断したのを神様は見逃しませんでした。
補償金の振込先を指定する時に気付きました。
あれ?
外貨送金されるって書いてるぞ!
つまり…トルコリラ!!
計算すると1,980トルコリラ
いらーん!!
もう少し調べると、仲介銀行で外貨→円に両替して送金するルートが見つかりました。
両替してくれるなら…と思って手数料を見ると
外貨送金手数料2,500円也。
持ってる銀行での最安がこれ
後日、明細を確認すると
8,800円入金されて、しっかり外貨送金手数料2,500円銀行に取られてました⋯
実質6,300円しか返ってこず!!!!
しかも当時のAMEXへの電話代で7,000円も払ってるから、合計で9,500円も損してるー!!
とほほ。
海外通話でミスった話はこちら↓
どうすれば7,000円回避できたのかも書いてます。
まとめ
海外旅行で預入荷物のスーツケースが破損した際の体験談でした。
今回は航空会社の補償を受けられるか確認して、修理→補償手続きの流れで対応しました。
学んだことは以下の3点です。
結局損してしまいましたが、不安な時に優しく対応してくれたターキッシュエアラインズのおじさん。
あなたのおかげでちょっぴり落ち着いてトルコを観光できました。
ありがとうおじさん。
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