【エジプト編】無職夫婦、世界一周へ(12日目)

2024年11月から1ヶ月半かけて地球をぐるっと一周してきました!

ベトナム(ハノイ)→台湾(台北)→シンガポール→インド(デリー)→ドバイ→トルコ(イスタンブール)→エジプト(カイロ)→ギリシャ(アテネ)→イタリア(ローマ)→ドイツ(フランクフルト)→ベルギー(ブリュッセル)→イギリス→フランス(パリ)→ドイツ(フランクフルト)→アメリカ(ニューヨーク、ロサンゼルス、ハワイ)

今回の記事は12日目のエジプトでのお話しです。

5:00 起床

朝食が7時からだったので、一番に朝ごはんを食べて、まだ涼しい内にピラミッドに出発するため早起き。この日はもうこのホテルをチェックアウトして空港近くのホテルに泊まるため、すぐ出発できるように荷物もまとめます。

ちょっと早いけど6時半に朝食会場に行ってみると(朝食は出してもらえなくても、レストランからピラミッドが見えるので座らせてもらうだけでもできないかな~との下心)、快く「好きな席に座ってて~」と言ってもらえました。

一番乗りなので、誰も居ないレストランをパシャパシャ。一番ピラミッドが見えて、快適そうな席を選びました。

朝と言えど紫外線が気になるお年頃なので、屋根付きの机にしました。

朝食はカントリーサイド、エジプシャン、コンチネンタルのブレックファストから選べたので、カントリーサイドとエジプシャンを選択。

エジプシャンがこちら。左から苺ジャム、マーマレード、フール(空豆を煮た調味料)、ゴマのファラフェル(野菜のコロッケみたいな味)、トマト&クリームチーズ&オリーブオイルを混ぜたやつ、ゆで卵、紅茶、マンゴージュース。左上の丸い円盤状のパン(バラディブレッド)はたぶん共有のパン。

カントリーサイドがこちら。エジプシャンより品数が少なめ。左からオールドチーズ、タヒニ(ペースト状にしたゴマの調味料)、フテイル・メシャテット(エジプトの伝統的なパイ)、モラセス(糖蜜)。

食べた感じは左から、ヨーグルト、ゴマジャム、デニッシュをぎゅっとしてかたくしたようなパン、黒蜜でした。

濃度の高いとろっとろのマンゴージュースと、トマト&クリームチーズ&オリーブオイルを混ぜたやつが特に美味しかったです!

泊まったホテルはこちら。

8:30 出発

チェックアウトして、フロントで荷物を無料で預かってもらい出発!

歩いて10分ちょっとで、9時前にはチケット売り場に到着しました。途中、警備員?軍人?さんみたいな人がたくさんいるエリアを通りましたが、通行料を取られたり、嫌がらせされたりすることはありませんでした。むしろ道を教えてくれた!

チケットセンター。ホテルからEl Ahram Police Stationを通り過ぎるとあります。

ここ最近、ピラミッドの入場料の高騰がすごくて私たちが行ったときは入場料だけで700エジプトポンド(約2,100円)しました。2,100円の価値はもちろんあると思うんですが、以前は200とか400エジプトポンドだったよ~の情報を見るとどうしても2倍も3倍も高くなってる!の印象が強まります。

ピラミッド内部のオプション入場料は…

  • クフ王 900エジプトポンド(約2,700円)
  • メンカウラー王 280エジプトポンド(約840円)
  • カフラー王 280エジプトポンド(約840円)
  • メレサンクの墓 200エジプトポンド(約600円)

追記:2025年8月現在ではさらに高くなってました…!

メレサンクの墓には壁画があるとの情報を見たのですが、『チケット買っても係員がいなくて中に入れなかった』とか、『警備員に案内してもらったけど別でお金取られた』とか、ちょっと怖い情報があったので今回は諦めました。ツアーとかで行くぶんにはちゃんと行けそうかなと思ったので、今度ツアーで来たときのために残しておきます。

それでも、来て良かったと思える世界ふしぎ発見!のような世界。いにしえのエジプト人の肉体労働が現代のエジプト人まで養っていることにすごいなあと思いつつ、広い砂漠を歩いて行きます。

ピラミッドにのぼろうとすると係の人がすごい怒ってくるよ。でも係の人も360度視野があるわけじゃないから、見つからずにのぼっている人もいるよ。

私たちはスニーカーにスパッツ、ブロックテックパーカーにマスク、帽子と完全防備で行きましたが、観光客の中にはリゾートワンピースに女優帽、ハイヒールで来ている人もいらっしゃいました。(猛者)

クフ王のピラミッド入場料が飛び抜けて高かったので、メンカウラー王のピラミッドの入場券を買いました。ピラミッドの前の小屋みたいなところに椅子があって、おじいちゃんおばあちゃん達が憩っているな~と思って、しれーっと前を通り過ぎようとしたら、おじいちゃんが何か話しかけてくる。「あ、ここでも押し売りか!?詐欺か!?」と疑っていたら、まさかのチケットをチェックする番人たちでした。全然そういう人に見えないよ!!!!

写真左下の階段の入り口に立つほったて小屋。ここでチケットチェック。

ピラミッドの入り口はこんな感じ。頭を低くしないと入れません。

中は部屋はあるものの、壁画や装飾品みたいなものは皆無。

一番奥の部屋にはバクシーシおじさんがいるので、他の旅行者を盾にさっと写真だけ撮ってすぐ退避。

結構階段があるので息があがります。気分はまさにインディージョンズ。

おおかた、嫌な思いをすることなく観光できたのですが、それでもやっぱりラクダ体験をごり押しするラクダおじさんや、お土産を持って営業してくるお土産おじさんはいます。そのあたりはもう心を決めて無視すれば良いんですが、ちょっと厄介だったのが現地?の子供たち…。

校外学習なのか修学旅行なのか、すごくたくさんの団体の小学生~高校生?がいて、アジア人が珍しいのか4~5人で「ニーハオ」や「アニョハセヨ」など言いながら近づいてきます…。あと写真を一緒に撮って~!と5mおきくらいにいろんな子供達から周りを取り囲んでお願いされ、対応に困る…。

必殺うすら笑いを浮かべながら競歩。ラクダおじさんやお土産おじさんより、人数が多いし、恐らく無邪気な心で言ってきててたちが悪い

そんなこんなでしっかりピラミッドやスフィンクスを見て、足が疲れたところでホテルに帰り、フロントに預けていた荷物をピックアップして、Uber(このときの運転手さんもいい人だった!)でエジプト考古学博物館へ。

大エジプト博物館と迷ったんですが、まだまだ目玉は考古学博物館にあるということだったのでコチラにしました。

13:30 エジプト考古学博物館

ピンクの外壁が可愛い。

この日は日程の都合上、博物館にあるとされる荷物預かり所にスーツケースを預けるしかありませんでした。

考古学博物館に向かって左側にある荷物預かり所に行くと、中に50代?くらいの体格のいいおばさんが座っていて、スーツケースを預けたい旨言うと、この旅で初めての「バクシーシ(喜捨)」を発動されました!

バクシーシは中東や南アジアにおける、チップ(心付け)に似た慣習で、富者が慈善活動として貧者に少額の金銭を恵む・施すことで徳を積む、貧者は富者に金銭を(半ば当然の権利として)要求する、というあり方のこと。

「バクシーシ」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書

いったん、現金を持っていないと言ってみると「No!なちゃらかんちゃ…!!!!」とものすごい怖い顔でまくしたてられた…。頬が黒く、口内もたぶん虫歯ばかりで真っ黒、その人の雰囲気も相まって、口の中からわーっと虫が出てくる映画のワンシーンの一歩手前を見ているような恐怖体験でした…。

その後のやりとり。

ぐり「(あめ玉を出して)コレじゃ駄目?」

おば「Nooooooooooo!」

ぐり「とりあえず今は現金ない」

おば「荷物を取りに来る前までに用意しろ!」

ぐり「いくら?」

おば「As you like(にっこり)」

ぐり「もし用意できなかったら?」

おば「用意しろー!!!!!!」

ぐり「だからいくら?」

おば「As you like(にっこり)」

とコントのようなやりとりをし(その対応でよくAs you likeって言えるなと感心)、とりあえず荷物を預けて博物館に。ここで初めて知ったんですが、2時間以内に戻ってこい!と言われました。(日本人はともかく、ちゃんときっちり守られているのかは謎)

博物館の中は、もう本当にすごいとしか言いようがないほどたくさんの収蔵品で埋めつくされていました。ただ、数が多すぎるのか展示の仕方が雑(何なら保管の仕方も雑に見える…)な感じで、悲しいというか、エジプト人ではないし、当事者でもないけれど、お墓を暴いた結果がこれでごめんなさい的な気持ちになりました。日本だったら、それ一つで目玉になりそうなものが、ざくっとまとめて展示してあったり、かなり価値がありそうなものが誰でも触れる感じで展示してあったり、それでいいのか!もったいないぞ、エジプトよ!感がぬぐえませんでした…。あまり詳しくないけど。

ピラミッドの最上部にあったらしい石。すごい文化財のはずなのに、手を伸ばしたら触れちゃう距離感。

2時間と言われてしまったので、律儀な日本人の私たちは急いで見終わって(もうちょっとゆっくり見たかった)、荷物預かり所に急ぎます。

右の赤い箱みたいなところが荷物預かり所。タグだけは立派。

そこには預けたときにいたあの暗黒卿おばさんの他に、にこやかなおばさんも増えている!例に漏れずそのおばさんもにっこり「バクシーシ」と言ってくる。

私たちはあらかじめ相談して、荷物を引き取るときは10エジプトポンドを渡そうと決めていたので(今思えば、最初に渡しておけば2時間なんて言われなかったのかしら…)、このにこやかな方のおばさんに渡すと、その横で暗黒卿おばさんがすごい顔をして、受け取っているにこやかおばさんを見ていました。もしかしたら、にこやかおばさんだったら現金がないが通じたかも?

とりあえず、なんだか嫌な気持ちになったバクシーシ。郷に入れば郷に従えと言いますが、う~ん、なんだか釈然としない…。エジプトでもクレカ払いが浸透してるんだから、現金ないにも対応してくれと願うばかり。

そのあと、おなかぺこぺこだったので敷地内のコチラのお店で遅めのお昼ごはん。

フィッシュアンドチップスのほかにエビも推しみたい。

私たちが頼んだのは、GROUPER FISH(400エジプトポンド)とペプシ(120エジプトポンド)、7UP(120エジプトポンド)。

美味しいフィッシュアンドチップスだった。けど、写真とポテトの量が全然違うと思うのは私だけ…?

椅子の下にはおこぼれ狙いの綺麗な猫ちゃん。お店の人に追い払われてた;;

腹ごしらえも済んだところで、またUber(このときの運転手さんもいい人!)を使って今夜の宿まで。

17:00 ホテル到着

着いたホテルは空港そばのノボテルカイロエアポート。あのノボテル、エジプトで1泊約1.5万円で、どうだったのかはこちらの記事へ。

翌日は朝の10時にフライト予定だったので、この日は晩ごはんも食べずに早めの就寝。

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