
エッセイブログ「30代無職夫婦の暮らし」を運営してます!
みなさんは幼少期のペットとの思い出を覚えてますか?
わたしはけっこう忘れてしまってました😢
4歳の時に実家で飼っていたハムスターのお話です。
ハムスターとの出会い
1990年代、空前のハムスターブーム※が巻き起こっていた。
※『ハムスターの研究レポート』(1988年連載開始)の影響とも言われている。

ハムスター旋風はわたしの地元にもブンブン吹き荒れており、あちこちでハムスターを見かけるようになっていた。
ついには保育園の卒園式でもハムスターを売っており、お友達はみんな熱狂するようにケージを覗き込んでいる。
卒園式でハムスターを売るとはこれ珍妙なり。
ハムスター屋さんのマーケティングセンスは抜群だ。
幼い私はハムスター屋さんといつのまにかタッグを組み、あれよあれよという間に実の母親を打ち負かしてしまうのであった。
かくして我が家もハムスターをお迎えする。
はむちゃんとの思い出
わたしの保育園卒園とともに実家に連れてこられたゴールデンハムスター(♂)
ハムスターだから「はむちゃん」と命名された。
姉のネーミングセンスが光る。
リビングの一角には2階建てのケージが建てられ、そこがはむちゃんの住処となった。
食卓から見える位置にあり、家族ではむちゃんの小さな1匹暮らしを覗いては可愛らしく思っていた。
可愛らしいがゆえにスキンシップが強めで、
脇腹を持ってびよーんと抱きかかえられたり、
ちっちゃく切った黒いテープで眉毛を付けられたり、
・
・
・
今思うと可哀そうなはむちゃん🐹
ストレスに耐えかねたのか、ある朝はむちゃんはケージから姿を消していた。
はむちゃぁーーーん😢!!
捜しても捜しても出てこない。
夕方になって「迷いハム」の貼り紙を作ろうかなどと話していると、祖母がやってきて
👵ねずみがおったで!
(ハムスターをねずみと呼んでいる)
というので祖父母の部屋に行ってみる。
押し入れを覗き込むと、布団圧縮袋に穴をあけて満足気なはむちゃんが…!!
よかったーーー!!
祖母の布団圧縮袋など気にも留めず、姉とはむちゃんの帰還を喜んだ。
それ以降はむちゃんファーストを心がけ、スキンシップはケージからはみ出したおしりをツンツンするくらいにおさまったそうな。
ハム研の大雪師走先生はアグレッシブにハムスターと触れ合ってましたが、信頼関係あってこそ成せる技なのだと思う。(けっこう脱走してたけどハム自身から帰ってくることもあった。)

はむちゃんとのお別れ
はむちゃんはあれから脱走しようとケージの洗濯ばさみを取っては、また付けられを繰り返していた。
隙あらばといったところ。
元気そうに見えるはむちゃんだが、このあと弱っていき亡くなってしまったと思う。
“思う” というのは私の記憶が曖昧で、
「小学校から帰るとはむちゃんがいなくなってて、かなり急に動物の葬儀屋に行ってしまった」
という記憶しか残っていないから。
はむちゃんを失う悲しみがそうさせたのか、
ほんとに急に亡くなったのか分からないが、
はむちゃんとの別れはかなりあっさりしたものだった。
おわりに

あれから30年が経ち、34歳になって
はむちゃんの亡骸はいまどこに?
と思い立って書きました。
はむちゃんの思い出は生きている時もそうですが、亡くなった時も覚えておきたかったなあ。
小学生のときにブログ書いてたら良かったんですけどね。
はむちゃーん!
どこにいるんだー!
おわり!
コメント